

野亦 鮎美
Parallel Walker〜誰もが心豊かに安心して暮らせる社会へ〜
《 事業概要 》
現在小学校2年生、両下肢に麻痺があり、日常生活で歩行器を使用している息子が、一人で買い物に行くとしたら?どんな仕組みやサポートがあったら、一人で家を出て、買い物をして、無事に帰って来ることが出来るだろうか?という悩みを発端に、数年後、ここに行きたい!!と思った時に、いつでもどこでも外出できるようになるためには、まずが安全に移動できる環境整備、相互支援の考え方が徹底された人材の提供、そして、気楽に気軽に気兼ねなくサービスを利用できる仕組みの必要性を感じた。ハード面の改善よりも、その地域で暮らす方のマンパワーを活用し、AIを上手に取り入れながら、AIには決して真似をすることができない、ここでしか創り出せない一人一人の生き方に沿った、人と人がつむぎだす体験を提供します。
・日常の送迎サポート、オーダーメイドの外出サポート事業
・人材育成から取り組む人材派遣事業、マッチング
・誰かが誰かのお役に立てる安心安全ポジティブなコミュニティー運営
《 経歴・想い 》
飛び出せなっちゃん!!世の中の普通をぶっ壊せ✨〜普通って何?障害って何?多様性をを認めて、誰もが心豊かに安心して暮らせる社会へ〜
突然ですが、私は普通ですか?普通ってなんでしょうか?
当然ながら、ひとりとして同じ人は存在しないし、人は多面体。状況環境により、様々な顔を持っている。
私は介護福祉士であり、1種1級の脳性麻痺の息子を含めた5人の子育てをする親でもある。
小学校5年生の時、私は衝撃的な出会いをした。1979年にノーベル平和賞の受賞をはじめ、生前からその活動を高く評価されていたマザーテレサが1984年に来日された時の講演の際のスピーチの一文だ。
日本の物質的な豊かさとは対照的に「こころの飢え」を抱えている人が多く存在することを伝えた。この日本の姿を聞いた時に、幼いながらにも否定仕切れないもどかしさと、そんなはずはないと信じたい気持ちが入り混じっていたことを今でも覚えている。その出会いが私を福祉の道へと導き、様々な状況や環境で生きる方との出会いがあり、その都度、人生とは何か?本当の豊かさとは何かを考え続けてきたと思っていた。
そして、2014年、今回の事業プランの主役でもある次男なっちゃんが誕生。本当の豊かさとは何か?を考え続けてきたと思ってきた、と述べた理由はここだ。息子の誕生により障害がある=他者とは違う、ということが一気に当事者となり自分ごとになった。
私の夢は、彼が自立したときに、心が通う仲間に囲まれて、『俺まじ幸せだわ〜』と思わず漏れちゃうくらい充実した生活が出来ていること。母親であれば当然多くの方が願うことであり、ごくごく普通だ。息子が心からそう感じることが出来る社会は、誰もがそれぞれの違いを尊重し、多様性を認め、ありのままの自分であることに誇りを持ち、あらゆる選択肢の中から、自身の責任により、人生を豊かに生きている人が溢れる社会になっていることだろう。そんな社会の実現の第1歩として、外出に困難を感じている方を対象とした外出サポート事業の提案をさせていただきます。