

井上 みどり
Grow seeds
(グロウ シーズ:種を育てる)
《 事業概要 》
「日本の伝統を守りたい。」そんな想いが強くなったのは2年前でした。
3代目の義父の亡き後、26年間務めた会社を早期退職し、嫁ぎ先の手漉き和紙工房の4代目を継いだものの、コロナの影響で注文は激減。全国的に廃業する職人も増え、ついに和紙職人は全国で200人を下回りました。
しかし、このおかげで、私は「伝統を未来に継承していくためには?」を本気で考えることが出来たのです。
今まで私たち職人の在り方は、その道一筋に技術を磨き、素晴らしい工芸品を作り続けることでした。
今、私たち職人の在り方が問われています。
職人としてモノ作りを極め続ける一本道に、もう一つの新たな道として、「伝統を継承する人財」の育成に本気で取り組んでいくかどうか。
私は挑戦し続けます。
そして最終的には全国の小学校で【日本の伝統工芸品の技法体験】が義務教育となり、未来に継承され続けている。そんなビジョンを描いています!
《 経歴・想い 》
【観光体験コンテンツの集客から継承者育成への展開】和紙体験の集客を後継者育成へステップアップさせる仕組み。
体験に来る人は【後継者の種】を持っている。
【ステップアップの仕組み】
①手漉き和紙を知る体験2時間コース:伝統工芸品に興味ある人・もの作りが好きな人・移住に興味がある人
②和紙の歴史と技法を知る体験3日間コース:①からの希望者
③和紙の歴史と技法の基本研修15日間コース:②からの希望者
④和紙技法の継承者研修2年間コース:③からの決断
【収益】①、②は体験参加者の参加費③、④は県、市町村の後継者育成補助金の活用