

安藤八千代
Anduの森~Feel & Think(感じて考える)~
《 事業概要 》
➀子供を持つお母さんに「感じて考えるプログラム」を週1回提供する。月の最後に家族で森で遊ぶ。ゆめホールとホームグラウンドの根岸森林公園で学び合い、育ちあうコミュニティ。⓶ 森は一本一本の木が、葉が、草が、それぞれが独立していながらも、全体としてひとつの森を形成している。そんな森の気に触れ、感覚をたくさん発動させ、ありのままの自分にもどる体感を積み重ねる。人間も自然の一部、子供たちは生まれたその瞬間から、自立にむかって歩いていることを観察することから学ぶ。子供に教えない。自分で感じ取るのを尊敬の念をもって見守る。子供もも親もありのままでいいという安心感を感じる数稽古の場。都会に住む私たちは、人工物の家、人工物があふれる町に住み便利さ優先の生活をして、自然欠乏症に陥っている。だからこそ日ごろから森に行かなくても、都会にいて「感じ考える」活動を展開する。この活動を続けることで、「無関心な、自分の頭で考えない子供たち」が変わっていく。ひいては自分で考え行動する大人も増えていく。その人達の周りから社会は変わっていく。 ③コミュニティ年会費、月会費、各種イベント参加費、森のリトリート参加費
《 経歴・想い 》
中学校と私塾で47年、子どもたちとお母さん、その親子関係 を見てきました。母も子も自分で考え、決めて行動することが苦手。みんな「同じであること」で安心する風潮を感じておりました。子供たちは思いはあっても、それを身近な人に伝えず、のみこんでしまいます。一番身近なお母さんが、いつも誰かと比べて自分の子供を見ている。この多くの母親 の在り方を変えない限り、日本の子どもたちは変わらないと考えます。そこで、定期的に大人がとりわけ母親が変っていくことを目指すコミュニティの準備をしてきた。
大学時代、CW ニコルさんのセミナーがきっかけで、Afanの森の会員になり、森を守る活動に参加して森に親しんできた。教師になり、英語教科書でレイチェルカ-ソンさんのレッスンを教えるにあたり、著書「センスオフワンダー」や「沈黙の春」を読み彼女が自然を守るために生涯真摯に戦ってきたことを知り、「子供たちの感性を守るのは大人の責任だ」と主張していたことなどがずっと心に残っていました。感じること、考えることが苦手な子供たちの学びは『覚えて答えること』になる。これでは勉強は楽しくない。本来「知らないことを知ること」は楽しいことのはず。感じる、考えることができれば、、、。学びの基礎力をつけることにじっくり取り組んでいきたい。